2012年10月11日木曜日

支配者の引退

NHLで6度のヴェジナ・トロフィー(最優秀GK)を獲得した、ドミニク・ハシェックが引退を表明とのこと。
07~08シーズンを最後にNHLから離れ故郷のチェコやKHLでプレーし、ひょっとしたら今シーズンNHLに戻ってくるかも?という話もあったようですが、NHLがロックアウトを続けているため引退という決断を下したようです。
ハシェックといえば、98年長野オリンピックでチェコに金メダルをもたらした活躍や、スタンレーカップ・ファイナルで敗退したバッファロー・セーバーズ時代の98~99シーズンや、悲願のスタンレーカップ獲得となったデトロイト・レッドウィングス時代の01-02シーズンと、あげればきりが無いくらいいろんな思い出のある選手です。

独特のプレースタイルで圧倒的なパフォーマンスを見せる姿から、ファーストネームのドミニクをもじって「The Dominator」(支配者)なんていうニックネームが付くぐらい、存在感のあるゴーリーでした。
98年の長野オリンピックは本当に凄かったなぁ。
カナダとの準決勝、ロシアとの決勝は強烈な印象が残ってます。
カナダが負けた後、テレビに映されたウェイン・グレツキーの表情は今でも鮮明に覚えています。
にっくきハシェック・・・。
しかし敵ながら天晴れと言うしかなかった。
98~99シーズンのスタンレーカップ・ファイナルのブレット・ハルの「あのゴール」も、いろんな意味で強烈な思い出ですねぇ。
「あのゴール」はどう見たって、インクリーズでノーゴールでしょう?
今でもこの2つの話題で数時間は語れますよ。

本当にいろんな思い出のある選手なんですが、その最後がロックアウトでシーズンが始まらないから引退なんて寂しい限り。
氷上の支配者もロックアウトには勝てずにリンクを去る・・・。
これもロックアウトが生んだひとつの悲劇でしょう。

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